RECRUIT採用情報
隠れているボトルネックを見つけ、
自分で解決できた時の嬉しさ。
将来は日本と中国を駆けめぐる
マルチプレーヤーになりたい。
管理部 営業・生産管理課
Y.G.さん
#新卒採用 #管理部 #中国出身
【出身大学】金沢大学大学院経済学類 卒
【キャリア】小松電業所 管理部配属
※現在は中国子会社へ転籍
INTERVIEW 09社員インタビュー
仕事内容を教えてください。 中国の子会社との輸出入業務を担当しています。※本社在籍時
私はいま、管理部購買課の海外調達グループに所属しています。DENGYOは中国の臨海中核都市である大連(Dalian)・青島(Qingdao)・徐州(Xuzhou)・無錫(Wuxi)の4都市に海外製造拠点をおいており、総従業員数は合わせて650名にのぼります。私の仕事はこの現地法人(子会社)との輸出入業務です。建設機械の外装部品の子部品(オイルタンクならパイプやボルトナットなど)を中国の工場で製造し、本社工場に運ぶには「輸入手続き」が必要となります。通関手続きは海運会社が行いますが、インボイス(送り状)・船荷証券などの輸入申告書類を中国の子会社と連絡を取り合いながら毎週、作成しています。陸揚げ後の運送会社の手配も私の仕事です。 輸入と比べれば頻度は少ないのですが、輸出はこれと逆の流れになります。輸出申告書類をコンテナ船の出航に間に合うよう準備し、富山の伏木港か金沢港まで荷を運びます。そして毎月末に「買掛金売掛金」集計表を作成します。
仕事のやりがいについて教えてください お客様のために、自らボトルネックを見つけて改善できたこと。
ルーティンの海外調達業務と並行し以前、ある製品の納期遅れの対応を任されたことがありました。工場全体が繁忙期ではありましたが納期遅れがたびたび発生し、お取引先にご迷惑をおかけしていたのです。そこで全工程のフローチャートをつくり、遅れがどこで、なぜ起きているかを一つひとつ細かくチェックしてみました。すると、製造ライン上に計画した投入数と出来高を達成していない“ボトルネック”を数カ所、見つけたのです。すぐ上司へ報告相談し、ネックとなっていた工程ごとの納期を決めました。それからは毎日、各現場に足を運んで投入数と出来高を聞きに回ったのです。私があまりにも熱心に通うものですから、当初は担当者から煙たがれたほどです(笑)。こうしておよそ1ヶ月後、納期遅れは解消されました。自分自身で改善点を見つけ、行動し、そして成果が出たことはとても嬉しかったです。
小松電業所に入社したきっかけを教えてくださいシューカツに乗り遅れた私に親身になってくれたDENGYO。
謝謝!!
私は大連にある大学の日本語学科を卒業しました。一度、IT系企業に就職したのですがどうしても日本で学びたい気持ちが高まり、金沢大学大学院経済学類に入学しました。実は就職活動は修士論文『中国の農業産業化』の作成に時間がかかり過ぎ、夏までまったく活動出来ませんでした。気がつけばもう秋。卒業間近の2月にDENGYOの会社説明会に出席しました。人事担当の方をはじめ、恐れ多くも塚林社長も一緒になって親身に相談にのってくださり、とても嬉しかったことを憶えています。小松電業所は大連と青島に子会社があり、故郷にも近いなぁとご縁を感じましたし、「将来、働いてもらうのは日本でも中国でもどちらでも構わないから」と、言っていただけたことが大きかったです。
仕事で大変だったことや苦労したことはありましたか
たずさわる人が多ければ多いほど、
仕事は面白いことを知りました。
昨年、関わらせていただいた新規プロジェクトは大変でしたが、とても勉強にもなりました。それは、まったく新しい規格の「作動オイルタンク」を本社の生産技術部、製造部、品質保証部、私の所属する海外調達グループと大連工場が連携し、一からつくるというものでした。 流れを大まかに説明しますと、お取引先からいただいた3Dの「完成品立体図面」データから2Dの「製品展開図面」をまず作図する。それをもとに熟練工が「製品型」をつくり、その型から最初の「試作品」を製作する。お客様の試作品チェックにOKが出たら、これを量産化する「製造ライン」を組みあげる…です。 製造ラインの本社工場と中国工場との役割分担は、「板金・溶接」までを中国で行い、「塗装・組立」は日本でおこなう生産計画となりました。 私の役割は、中国の技術者にどのような製品をつくって欲しいかを依頼すること、それを輸入すること、製品に対する品質保証部の検査内容を中国へフィードバックすること、いわば日本と中国の“橋渡し役”でした。また、本当に中国でつくった方が安いかどうか?材料の手配コストや輸送コストを計算しました。 この「作動油タンク」新機種製造プロジェクトは、1回目の製品が大連工場から本社工場に届くまで4ヶ月を要しました。そのうえ、初荷のコンテナからは本社品質保証部の検査に通らない製品がかなり出てしまい廃棄するなど、皆で悔しい思いをしました。そこで2回目は検査員を日本から中国に派遣して大連工場で指導をおこなうなど、幾つかのプロセスの改善をおこない、1ヶ月ですべて検査を通る製品をつくれるようになりました。
これからの目標を教えてください 営業、品質保証、生産管理…チャレンジしたいことは山ほど!
将来チャンスがあれば、営業の仕事もやってみたいです。営業はお客様のニーズを直接知ることができ、その情報を“展開”をしてプロジェクト全体の流れをつくることが出来る仕事だと思います。ほかにも品質保証のことも生産管理についても、もっと知りたいですね。単に検査するのではなく、不具合を出さないようにする“仕組み”をつくれる人になりたいです。 DENGYOはほんとうに多くの職種がありますので、これからチャレンジしたいことがたくさんあります。ワクワクします。ムズムズと自然に身体が動き出します。これって中国語では、「青春」(Qingchun)と云うものだと思います(笑)。