会社は何のためにあるのか?
私の祖父が小松電業所を76年前の1948年に創業しました。
そのとき祖父はどのようなことを考えていたでしょうか。
「世界を変えよう」とか「イノベーションを起こそう」と思って
会社をつくったわけではないと思います。
まず「自分と一緒についてきた仲間とその家族が十分な生活が
できるようにしよう」と考えたのではないかと思います。
会社は何のためにあるのか?
私の答えはこうです。
「会社は働く人が幸せな生活を送ることを助けるためにある」
私が具体的に目標としていることは次のことです。
毎年、社員一人一人の成長に基づいた昇給を前提としてベースアップを行うこと。
社員の子弟の教育のために奨学金を作ること。
社員に幸せな生活をしてもらうという会社の使命を果たすだけではなく、
少子高齢化が進み、採用が難しくなっていく日本において、
真面目で思いやりがあり、向上心がある人が働きたいと思う会社にならなければいけません。
処遇の向上は会社の魅力をあげる最重要課題だと考えています。
これを実現していくためには会社が成長し継続的に収益を出していくことが必要です。
会社が利益を出すことは目的ではなく、更にその先にあるビジョン、目標を達成するための手段なのです。
具体的にはお客様との関係性を更に向上させ新たなビジネスを得て
小松電業所のことをなくてはならない存在だと思ってくれるお客様を増やすことです。
社内の様々な階層、立場の社員がお客様とのコミュニケーションをとりながら、
製品の品質向上や原価低減に取り組んでいます。
お客様との関係を構築し、売上の拡大を行うだけでなく、社内の体質を強化し、
せっかくいただいた仕事を効率よくこなし、収益が出るようにする生産性向上も重要です。
自動化、省力化の設備投資、社内の工程改善、リードタイム削減といった活動を
社内部門が連携して行っているところです。
今年で創業76年(1948年創業)を迎えましたが常に小松電業所は成長の途中です。
成長が未来をつくる、ひっくり返すと成長しないと未来はない。
社員を幸せにする強くて大きな会社を目指して頑張っていきます。